ciccioneの日記

30歳を過ぎて見切りで会社を退職した人間が、再び収入を得るような仕事に就けるまでの日々を記録していきたい。

こんな時に助かるよ、総務さん。

3月1日、世の多くの会社が内示を出して4月からの新体制を迎える日。この日から総務の人たちは持ち上げられ、年に数回襲ってくる怒涛の繁忙期に入ってくる。この総務業務を6年間やってきた。「おい、○○」と呼ばれてたのが、「あ、○○くん、聞きたいことがあるんだけど」と呼び方が変わってくる。特に異動する人、昇進する人。グループ会社に出向する人は、こっそり「穏便によろしくね」と言ってくる。

あぁ、人はこんなにコロッと態度を変えるものなのかと思う。

「あるある」としては、2月の下旬ごろから早めに知っているだろうと誰がどこに異動することになっているのかという内示事情のお伺い。

「いやぁ、人事が情報を出してくれなくて困るんですよ〜困」

って何回言ったことやら。でも、本当に人事が情報を出してくれないんです。総務は細かい準備が多いのですよ。ホントに。

何よりも困るのは、フリーアドレスが進んでいない会社だったから、部署の人数変化に伴うレイアウト変更の対応。

広い会社ならいい。会社の広さは変わらないのに人数だけ増える。だからどこのスペースを削って、どこに空間を生み出すかが重要になってくる。そのためには、何より人事の情報が早く欲しい。部署ごとの島割りはどうすればいいのか。どの部署をどこに移せば人数が収まるのか。

そして、施設関連の業務担当者を困らせる「あるある」としては、部長クラス同士の誰の隣は嫌だ。デスクの隣には打ち合わせデスクが欲しいなどなど。歳を取られるほどわがままが増えてくる。

なぜおじさんたちは歳を取るとわがままになるのか。会社の実情より自分の権力が愛おしい。そしてもう採用の母数が多かった時代のおじさんたちだから、役職がどんどん出来ていき、その分だけそう言った声が増えていく。最初は俺のことは気にしなくてもいいから、と言っていたおじさんたちも結局は自分の周りがどのようになるのかが気になっていきレイアウト図面を聞いてくる。

レイアウト変更で何回図面を書き直したことやら。もう6年もやっていると、レイアウト変更は職人技のようになってくる。人数をカウントし、新入社員が何人配属されるかを想定数で加味をし、中期人員計画で増えるだろう人数を踏まえた席の確保をしていく。

そして庶務の子たちの「あるある」としては、部署の名称が毎年コロコロと増えたり変わったりしていき、その都度名刺の名称変更に追われる。これも部長が変わるたびに、自分の意図を反映したく変えたりするから困ったもの。

対外的に困ってくることといえば、あとは会社案内とHPの修正。部署名が変わるだけではなくて、部署の紹介文を変えたい、このサイトをいじりたい。おじさんたちは思いつきで要望をどんどん出してくる。じゃぁ、期日を守ってくれるかといえば守ってくれない。時間との勝負なのに。

おじさんは都合のいいように出来ている。

この時期の残業だけで何時間しただろうか。まぁ、繁忙期はそれだけで儲かるのでいいのだが、季節柄ついつい思い出してしまった。

世の中の総務部、施設部の方々頑張ってください。

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