さよならしたばかりなのに、また、君に会いたくなりました。
こちら、1986年の牧野雄一さんが書いたファミリマートのコピー。
なんとも言えないまっすぐな青年のような言葉遣い。
ふとした時にちょっとしたものが欲しくなる。それも大抵”今”欲しい。そんな時は、だいたい夜で、当然お店は閉まっている。「24時間戦えますか」という時代に、すぐに必要なものが手に入らないなんて・・・そんな消費者の心の声に
「いえいえ、ファミリーマートは24時間幅広いラインナップでオープンしています」(勝手な想像の解釈ですが)
さっきノートを買いに行ったのに、今度は小腹が空いておにぎり買って、仕事や勉強が終わった暁には、ちょっと一杯飲みたくなってまたコンビニに。
もう買うものは買ったはずなのに、ちょっとしたら、また思い出したかのごとく買うものが出てくる。
そして気づいたら、笑顔で迎えてくれる店員さんに恋しちゃって、彼女に会いたいがためにコンビニ通いを始めちゃったりもしちゃって。お釣りをくれる時に添えられる手にちょっとときめいちゃったりする。
なんか単純にいつでも開いてます。じゃなくて、そんな人の心の動きも想像させる恋人間の会話のように仕立てたこのコピーは素敵ですね。
でも、多少不便だった方が幸せだったりもするんですけどね。時間に追われず、諦められて。