ciccioneの日記

30歳を過ぎて見切りで会社を退職した人間が、再び収入を得るような仕事に就けるまでの日々を記録していきたい。

雑記(初めての求職活動始動)

会社を辞めて、もう半月で1年が経つ。時の流れは早いものだ。この一年、コピーとライティングの勉強に時間を費やしてきた。もう会社では働きたくない。そう思って。

ただ、勉強を進めていくと、どんどんフリーでやっていくことの難しさというか無謀さを思い知らされる。著名な講師に話を聞いていくだけでも

「なかなかチャレンジングなことを考えてるね」

と言われる。これは変換すれば、無謀なことを考えてるね、となる。もう貯金も底をつき始めてる。結局は何も伝手がない場合は、会社で働かなきゃいけないのかもしれない。

そう思い、先々週からハローワークに通うようになった。まずは失業保険を受けなければ。

やや古く、どんよりした空気の建物の中には人、人、人。求職者はこんなにもいるのかというくらい平日から多くの人が求人端末で仕事を探している。すぐに平日なのに、という考えが間違っていることに気づく。だって彼らも失業しているんだもの。土日平日など関係ない。

自分の場合は、障害者雇用も探す。収入はそこまで落としたくない。ステップアップの転職にはきっとならないだろう。でも以前の収入からの都落ちはしたくない。

でも、そこまでして働きたいのか?という疑問も湧いてくる。まだ働きたい意欲がそこまでない。ただ、日本人には勤労の義務がある。そう、働くことは義務なんだ。働かなければ、納税の義務も果たせない。

当たり前だが、求職活動している人たちには笑みがない。そりゃあ必死だもの。でもそれが、ハローワークの空気を重くしているような気もする。

そして昨日、初回講習会というものに参加してきた。ハローワークの使い方、失業保険の受け方、給付日数の説明など2時間。その場に居合わせた人たちは年齢広く200名近くの人たちがいた。

こんなに多くの失業者がいるんだ。まざまざと思い知らされる。これはあくまでも一日の初回講習の受講者。これが何日か置きに行われている。そう考えるとどれだけの失業者がいるんだろうか。

売り手市場と言われる現在、どのような事情でここにこれだけの人が集まっているのかは分からないが、余りにもこれを市全体、県、国と規模を広げていくと恐れ多い人数かとなってくる。求人の募集枠は2名とか。そんな枠を多くの人で取り合う。

なんだかそんな現状を知らない新卒採用の方が楽だったんじゃないかとも思う。夢を見て、行きたい業種の仕事を探す。面接で緊張しながら自分を必死でアピールし、ガッツポーズをしたあの時の方が。

暗い、どんよりした空気の中にいる人たちの、どれだけの割合が再び入りたいと思う会社に入れるのだろうか。そんな風にも初回講習会を聞いて思った。

なんとも稚拙だった。

休職にしてもらえば、もっとこんなことを気にせず、体調の回復を待つことができたのかもしれない。ただ、そんなことを今更言っても遅いのである。

僕は前に進まねばならないのである。これから転職のエージェントからの電話にも追われることになるだろう。転職への意欲に火が灯ればいいが、今のところ行くたびにその火の明かりは薄暗くなっていく。

あぁ、なんとも言い難い求職活動が始まった。気分が乗らない。

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