ciccioneの日記

30歳を過ぎて見切りで会社を退職した人間が、再び収入を得るような仕事に就けるまでの日々を記録していきたい。

気になる。人はなぜあらかじめが苦手なんだろう。

最終的には確定申告の時に、そう思ったって話。

時間が財産と特に言われるこの時代。不思議と人は時間を惜しむ一方で、簡単に時間を浪費する。

「20代までにやっておくべきこと」、「30代にやっておくべきこと」、「やりたいことリストを作っておく」などなど、時間の活用についての書籍や文具が世の中にたくさんあるのに、結局人は、先のことより今を選ぶ。そんな風に思う。

思い返せば、学校の準備はなぜか朝になる。夏休みの宿題は分かってはいるものの、終わり間際になってやる。だいたいの人がそんなことが「あるある」であると思う。

そんなところで、本題の話になるのだが、会社を退職し個人として確定申告をしなければいけなくなった。これまでも医療費控除のためやっていたから、初めてではないものの、意外と手こずった。

いつもはPCで作って郵送していたが、今年は区役所に行く用事があったので、その足で税務署に行ってみた。そしたら、まずは近くのコンビニから混んでいるではないか。申告する書類の印刷なのか、何なのか分からないがプリンターのところが混んでいるのである。一つ一つ確認して印刷しているから、だんだん待っている人たちが増え、イライラしていくのがよく分かる。中には

「これだけなんで先に良いですか?」

なんて言う人も。

まずは、この段階でこの人たち近所のコンビニで取っておけば良かったんでは?、と思ってしまう。

そして何より確定申告の記入場の混雑具合が半端ない!

ここは遊園地か!?と思うほどの人混み。提出コーナーは空いているのに、記入場はものすごい混んでいるのである。

分かる、書き方が分からない。初めての青空申告だから、とか色々な事情があるのはよく分かる。それにしても尋常じゃないほどの人の量。相談するのに40分待ちとかになっているではないか。話を聞いていれば、どうやら毎年の常連さんもいるらしい。

「去年はそんなこと言われなかった!」とか。

去年を知っているなら、家で書いてくればいいのに・・・

熱気ムンムン。待ち時間が長いから、みんなイライラ。これは一種カオスである。ホントはここで「並んでみた。」ってしたら一つ体験記事が書けるようなものの、そんなことで時間を浪費したくない。様子だけ覗いて、この度は早々に自分は提出を済ませた。提出に要する時間は、ほんの数分。

ネット社会が進み、確定申告においても家からできるようになって久しくなったこの時代、なぜ家から用意して、気になることは申告受付前に電話で問い合わせて来ないんだろう。なぜマイナンバーの写しが必要になるって知っているのなら、税務署の近くのコンビニでするのではなく、家の近所のコンビニで済ませないんだろう。

どれもここに来ないで済ますことがそれなりにできるのに、なぜそれができないんだろう。結局人に聞いた方が早いとか、このことに関しては幻想である。少しでも、小さなことでも混まずにできるなら、それに越したことはないのに。

自分も確定申告のプロじゃない。プロじゃなくてもできるようにサイトもできているし、そんなソフトもある。なのに人はこういう時にもアナログを信じる。そして、尋常じゃないくらい生産的ではない時間の使い方をする。ほんの数分のために。

なぜそんなに時間にうるさくなったこのご時世で、そんな小さな「あらかじめ」を人はしておくことが苦手なんだろう。気になる。

このことをもっと調べていけば、また一つの記事になるのかもしれない。ただ、調べたところで、きっと人の「あらかじめ」への弱さは変わらない。

滞在時間約10分、そんなことを考えさせられた確定申告でした。今年は還付金が望める予定。去年は追徴されたから、トクをした気分♪

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