ciccioneの日記

30歳を過ぎて見切りで会社を退職した人間が、再び収入を得るような仕事に就けるまでの日々を記録していきたい。

初雪ではないけれど

しばらく前に東京にも大雪が降った。それはそれは大雪だった。その日も会社では仕事が山のように振られてきたけど、さすがの雪の量で帰宅命令が出た。早く帰れて嬉しい反面、仕事が持ち越しになってしまい少し後ろ髪が引かれる。

帰宅時、駅はなかなかの混雑だった。入場規制があったのは後にニュースで知り、それには巻き込まれなかったものの、それでもいつもなら30分程度で帰れる道のりも倍はかかった。雪で靴はずぶ濡れ、足は取られで散々だった。

東京は本当に雪に弱い・・・というか自分の準備不足か。

傘をさしながら足早で帰る帰り道、ふといつものコンビニを見た。初秋に会った以来、あの人とは顔を合わせることがなくなった。同じマンションに住んでいるはずなのに。今何をしているのだろうか。どこの部屋に住んでいるのかは、郵便受けを見れば分かるんだけど、そこまでするのは気持ち悪いからしていない。

あの時連絡先をやっぱりしておけばよかったのかな・・・。

マンションの下のベンチでビールを一緒に飲んだのが、だいぶ昔のようで懐かしくも感じる。星空をぼんやり眺めながら、会社帰りのちょっとした時間をまったりと過ごしたあの時間。

大人になると一歩がどうにも重くなってしまう。恋をだいぶ長く休んでしまっている。一歩、その一歩が鈍い。

この雪の中、まだ仕事してたりしてる・・・わけないか。

なんかまとまりのつかないゴニョゴニョとした気持ちで、雪降る中でも煌々と照らすコンビニを見ながら考えたりした。さすがにこの天気じゃ、コンビニの中もがらんとしていた。

それにしても雪の日は静かだ。しんしんと降る雪を見ながら、とりとめのない考えごとが頭をよぎった。

帰り着いたらビールを飲もぉ。