ciccioneの日記

30歳を過ぎて見切りで会社を退職した人間が、再び収入を得るような仕事に就けるまでの日々を記録していきたい。

初めての浮気相手

「彼は私が浮気をしているのを知らない」

意外な言葉。そして斬新な響き。

今まで彼氏のいる女性とご飯を食べることは多々あった。ランチ、ディナー関係なく。もちろんディナーに関しては黙ってのことだとは思う。既婚者と二人で飲みに行くことももちろんあった。

でも、ただご飯を食べるだけ。何があるわけではない。

それが、ご飯を食べに行く道すがら言い放った彼女の一言。

あ、俺今浮気相手なんだ。

これまで当然のようにしてきた行為に名前がついた。聞いている話は、仕事の話、彼の話、彼女のこと。いつもと何ら変わりがない。ただ、”ただいま浮気相手中”となるとちょっと心境が違ってくる。

人生30数年、自分のやっている行動が浮気相手に値するとは一度足りとも考えたことがなかった。仲のいい子とご飯しているだけ。それが浮気だったとは、新鮮。

さて、浮気相手は今後何をしたらいいのだろう。何か喜ばせるようなことをしなきゃいけないのかな。浮気相手というレッテルが初めてすぎて何をしたらいいのか急に分からなくなる。

そんな自分を見て、彼女は「女の子に不慣れなんだね」と言った。

扱いが比較的上手いと言われてきただけに、不慣れという言葉も新鮮だ。何を求められているのだろう。考えものである。

次回会うのも連絡次第。待ちぼうけである。