おいしい生活①
こんなタイトルを付けると、またコピーの話のように見えてしまうが、今日は普通に料理の話。
ただ、今回はイタリア人直伝のカンタンパスタが美味すぎる件。
ほんとは日本人には非常に馴染みの薄いポレンタやピッツォッケリと言った料理についても触れてみたいが、まずは王道のパスタについて。
もはやパスタ文化も日本に根付き、普通に各家庭においても作られてきているが、やはりイタリア人の手には勝てない気がする。
パスタ=家庭料理。よって以って、リストランテとかトラットリアとかでもメニューに載っているが、基本イタリア人は外でパスタを食べることはない。もちろん、小生がイタリアに留学をしていた限りの知りうる範囲では、の話だが。
今回はあんまり聞き馴染みのない「オレキエッテ」というパスタを使った料理が美味すぎる件について。
オレキエッテとは、イタリア語で「耳」を意味する言葉で、その名の通り耳のような形をしているのが特徴。
教えてもらったのは、ひどくカンタン。
①パスタを茹でる。パスタと同時にブロッコリーも一緒に茹でてしまう。ブロッコリーはクタクタになるくらい茹でるとより美味しくなってくる。
②オイルベースのソースを作っておく。具材はシンプルにニンニクとオリーブオイル、ちょっとのアンチョビにベーコン。ベーコンはカリカリ手前くらいが食感が楽しめていい。
③茹で汁を少しソースの方に入れてパスタを絡ませやすいようにしておく。
④茹で上がったら、パスタ、ブロッコリー共々湯切りし、ソースに絡めていく。ポイントはヘラでブロッコリーを少し崩しながら絡めていく。
で、終了。
これがとにかく美味い。耳のような形をしているので、そこにソースが絡んでブロコッリーのちょっとクタった食感とパスタの歯ごたえ、カリカリしたベーコンがハーモニーを奏でる。アンチョビのちょっとした塩辛さも味の向こう側に感じられる。ベーコンの赤とブロッコリーの緑も鮮やかで画的にもなかなか映える。ニョッキともペンネとも違う不思議な歯ごたえがたまらない。もちろんこれらで代用することは可能。
これはキャベツパターンもありキャベツパターンはアンチョビがちょっと多め。キャベツの中でも、どちらかというと芽キャベツで作るのが美味しい。
とにかく美味しい。確か南イタリアの風土料理だって話だった。乾燥パスタもいいけど、生の方が、小麦のちょっとトロッとした感じがソースにとろみがついて美味い。
あー食べたくなってきた。確か成城石井でなら売ってた気がする。
そしてよくよく調べたらWikipediaに載っていた。チーン。パクったみたい。