ciccioneの日記

30歳を過ぎて見切りで会社を退職した人間が、再び収入を得るような仕事に就けるまでの日々を記録していきたい。

サラリーマンという仕事はありません。

昨日のブログに続き、今日も今の愛読書で開いたコピーの話を綴ってみたいと思う。

今日開いたページに書かれていたのは、ご存知、糸井重里さんのこの言葉。当時1988年の西武セゾングループがクライアントとして書かれたコピー。

「サラリーマンという」とgoogle先生に打つだけで、予測変換でこのコピーが出てくるのだから、その影響力というか流通力の凄さを感じる。このコピーのボディコピーまで読んでみたい。。

きっとこれを見た多くの人の心の中では、やっぱり当然だがハッとしたのではないかと思う。「世のサラリーマンたちよ」って言われたり、「サラリーマンは大変だよ」って自分たちで言ったり。でもよくよく考えて見たら自分の仕事って何だろうっていう。

「○○の営業をしています!」って言える人はまだいい。会社員時代の自分のように総務という同じ管理部門の中にいても、何をしているのかいまいちよく伝わらないだろうなって思う人は、「どこどこでサラリーマンしてます」って言っていたと思う。もうどこどこでと言ったら負けに近い。今でもサラリーマンが「会社員」という言葉に置き換えられてるだけで、大して変わらない。実際のところは自分でも何をしてるんだろうという小さな疑問が、誇りなきサラリーマンになっちゃってるんだろうな。会社名がステータスっていう。

そういうところに、安直な言い方になってしまうが、西武セゾングループは、グループってひとくくりにしてるけど、百貨店事業がありますとかクレジットカード事業があります、そしてそれぞれがしっかりと独立して事業展開しています、みたいな企業側のメッセージみたいのがあるような感じに受け取れる。いかんせんこのコピーから推測しての受け取り方しかできないから本当のところは分からないが。

すごーい大上段から語ってみたが、実際に自分も躁鬱で2年半近く休んだ時も、何事もなく会社は回り、蔑んで「歯車の一つに過ぎないんだから」と言ってる人の「歯車」感を否応がなしに実感した。あってもなくても変わらない歯車、必要のない歯車。

会社が周り続けなければ社会的にも困る。ただ、歯車の一つに過ぎないのにじゃじゃ馬のように働かなければいけないサラリーマン。何のために働いているのか、何とも言えないこの感じ。

とは言え、みなさまのおかげで世の中は回っているのです!世の会社勤めのみなさまがた、職種に誇りを持って頑張ってください!!総務だって、社内で理解されていなくても頑張ってんだ!(長文になってしまったから随分乱暴な終わり方になってしまった…)