ciccioneの日記

30歳を過ぎて見切りで会社を退職した人間が、再び収入を得るような仕事に就けるまでの日々を記録していきたい。

最近の若い人たちはスゴい、と思う。

何もニュースになるような若いスポーツ選手や、棋士の青年たちの活躍のことではなく(というよりもそういう方々のことをこんな小生が語る資格は、そもそもないし)、一般の方々のお話。

とはいえ、今に始まったことではなく、自分の知らない世界ではこれまでもそうだったのかもしれない。

先日、現在受講中の講座の懇親会的なものに人見知りながら参加してみた。

その時に話をした方々は自分よりも一回り近く年が離れているのだが、入社してちょっとした歳にも関わらず、スキルアップのため受講しているとか、クライアントの立場が分かるように受講しているんだとか。学生に関してはこの業界に入りたくて受講しているらしい。

学生の理由はなんとなく分かる。それでもその時の自分は、学生生活を満喫することしか頭になかったし、自分のつきたい職業なんて就活という世の空気が流れ始めた頃にようやく考え始めた程度である。だからすでに「やりたい!」というものがあるのはスゴいと思う。

いわんや、入社2、3年目の方でスキルアップなんてことを考えて、自腹で外部の講座を受講しているのには、ただただ頭が下がる思いだ。自分は、入社して早々の時にスキルアップなんて言葉は頭になかった。とにかく前にある仕事をこなし、日が跨がないようになんとか帰り、睡眠時間を確保する、そんな次元の生活だった。三十路手前になっても「会社のお金で」勉強をしているようなレベル(会社様、お世話になりました)。

企画書の精度をあげるため?いやいやいや、そんなこと微塵も思っていませんでした、なんてその場では言えない。言えるのは「今、自分無職中っす」という卑下した言葉程度。

会社員時代、年齢が離れると、下からそんな話をされることもなく、自分ももちろんそんなことを考えていないから振ることもなく、会社の話で終始してしまっていたが、こう環境を変えて見るといろんなモノが見えてくるんだなぁとつくづく思う。

勤続年数や会社という色眼鏡で、どこか人を見てる部分が自分に間違いなくあった。ワークライフバランスを重視している会社がいいです、なんて就活生のニュースを見ると、そんな甘くないと思うけどなぁ、と辞めた後も思っていたが、きっと甘く考えているワケではないのかもしれない。

多くの人にとっては当たり前のことだろうけど、今の若い人たちはスゴい。重ねてもう一度今の若い人たちはスゴい。