ciccioneの日記

30歳を過ぎて見切りで会社を退職した人間が、再び収入を得るような仕事に就けるまでの日々を記録していきたい。

妄想小説

久しぶりの再会

「あー疲れたー」 疲れが声に出てしまう。最近はため息だけじゃなく、疲れたを声に出してしまう癖が出てきてしまった。三十路を迎えた女子がこれでいいのだろうか。でも疲れたものは仕方ない。 もちろん職場ではこんなことは口にしない。年相応にしおらしく…

何年、恋を休んでますか?

随分涼しくなってきたものだ。 今日も”ぼやきの山田”に連れられて、いすゞに向かう途中ふと思った。もう秋なんだ、と。 「おーい、檜山行くぞぉ」 いつもの一言でまた行くことになった。でも下心があった。ここに来ればまた彼女に会えるんじゃないかなと。連…

あれから、また普通の日々なんだけど…

あれからまた普通の日々を送ってる。 檜山さんと一緒に帰った日、電車の轟音で聞き取れなかっただろう声を、しっかり聞いていてくれた。なんだか照れ臭くなって窓の外をずっと見てしまっていたけど、とても好感の持てる人だった。 途中コンビニに寄って別れ…

これってどう映るんだろう。

「今日はありがとうございました…」 「いえ、こちらこそ…」 10分ほど前に大石と智子さんと解散した。JR組と京急組で別れた。そして今、京浜東北のホームに千恵さんと並んで立っている。見かけていることを言っていいのか、とりあえず当たり障りのないこと…

嘘はつけない…

「千恵さんは何のお仕事されてるんですか?」 「あ、私は一応化粧品関係の仕事をしています」 「めっちゃ華やかな世界ですねぇ!」 「や、そんなことないですよー。地味なことばっかですよ」 大石さん感謝。とりあえず対面と直接いきなり話すことにならなく…

えっ、千恵さん…?

「先輩、もう帰ります?相談したいことが」 「急ぎ?ごめん。週明けでもよければ週明けでもいい?」 「あ、はい。大丈夫です」 ゆみちゃんから相談を持ちかけられたが、ちょっと今日はお断りした。ちょっといつもより身なりをよくしてたから察してくれたのか…

決戦は金曜日

9月8日(金)。 「商社マンって暇なのかな?」という入り方で、智子から合コン開催日の連絡が入った。そういう自分も暇じゃね?と心の中でツッコミを入れる。ただ、よくよく考えてみたら、その日が空いていた自分も暇人だと、ちょっと自分に萎えた。それに…

出会うの?

案外あっさりだった。 友人たちとちょっと揉めた件、自分の中で妥協した。ゆき宛に 「こちらにも言いたいことはありますが、反省中」 とLINEを送ったら一日丸々既読スルー。 マジか。逆に向こうがキレるパターンのやつ?しょうがないから再度 「ごめん。」 …

仲直りってどうすればいいんだろう。

最近、ちょっとしたすれ違いでイラっとしてしまった。 休日、ゆきと智子何人かで集まる予定だった。ちょっとしたきっかけで知り合った仲間。集まる予定といっても、何時にどこと言うことが全く決まっていなかった。決まっていたことと言えば、智子がなんかみ…

お前、いつまで独身やってんの?

久しぶりに同期との飲むことに。ただ、調子乗って来るんじゃなかった、と若干思っている。 数時間前、役員プレゼンが無事通ったとのことで、部長が嬉しそうに起案した稟議を持ってやって来た。あのダメ出しを喰らった稟議がついに経営会議を通った。なんとも…

これから、恋をしよう。

「ちょっと帰り遅くなるかもー!」 「気を付けて行ってきなさいよー」 同じフロアの2部屋隣の家から母娘の声がした。 今日はお盆だし、休みを久々に取った。しかしながら、あいにくの雨。好きなだけ寝て、掃除して、撮り溜めていたビデオを見て、あっという…

どこかで夏の陽炎。

うだるような暑さ。歩けばすぐ汗が背中を流れる。 改めて思う、なぜ夏場もスーツなんだろう。社会人としっかりして見えるためだけなのだろうか。であれば、クリエイティブと呼ばれる業種の人たちが羨ましい。 そんなことを思いながら今日も出勤をする。サマ…

私、酔わなきゃやってけません。

仕事が遅くなりもう、21時前。このまま帰ってご飯を作るか、それとも外で食べて帰るか。今日の気分は、どう考えても作る気にはならない。というかこの時間からご飯を作る気にはなれない。ホントはもう30歳、しっかり自炊をして栄養バランスを考えて食事…

そうなんだ。人間の時計は、早すぎる。

「さて、どうしたものか」 娘の婚約話は突然やってきた。妻の後押しもあり、決して相手が悪い訳でもないから、婚約を認めることにした。吉田くん、吉田みさきになるのか。そんなことばかりが頭をよぎって、今週は数字を何度二度見したことか。ちょっと婿候補…

誘いは突然に・・・

「はーっ・・・」 役員プレゼンが微妙に終わった。これは、また同席した課長に小言を言われる。つくづく最近の自分のつかなさ具合が許せない。や、できなさ具合か。 「おい、檜山。今日夜空いてるか?」 でた、部長からの誘い。通称”ぼやきの山田”。このあと…

心の奥では、門出とは言いたくない。

話は突然やって来た。 「ただいま。」 「おかえりー!」 娘の声が久々に聞こえた。妻と食後の談笑でもしているのだろうか。娘も働きに出て6年目、また仕事の愚痴でも2人で話しているのだろう。我ながらよくしゃべる娘に育てたもんだ。 女子の会話にはなか…

ゆっくり恋をしよう。

25歳を過ぎた。一つ女の結婚の壁だと思っていた。30を迎えた。周りの同期がどんどん結婚していった。産休に入る子たちも増えた。 果たして自分は、いつまでこの独身状態でいるんだろう。仕事に身を捧げる、なんて同期もいるけど、ホントにそれでいいのかな。…

さよならしたばかりなのに・・・

会社帰りになんとなくビールが飲みたくなって、コンビニに寄った。 「合計216円になります。」 支払いを済ませ、僕はコンビニを後にした。 家まで5分もない程度の距離。夏本番の最近では、この距離でもちょっと歩いただけで暑いと感じる。 なぜクールビズと…